ファーストクラスとビジネスクラスで世界一周しております、どうもパクチーです。
前回の記事に引き続き、キャセイパシフィック航空の搭乗記をお届けします。
本日のフライトはバンクーバーからニューヨークまで。
北米間の移動はアメリカ系の航空会社を使うしかないよな…評判悪いけど…
と思っていたら、キャセイパシフィック航空が北米間の路線を就航しているのを発見。
キャセイは航空会社格付けを行うスカイトラックス社より五つ星認定されており、サービスは最高との噂。
期待を胸に、いざ、行ってきます!
ちなみにフライト前のお楽しみ、キャセイパシフィック航空ラウンジ(バンクーバー空港)のレビュー記事はこちらから↓
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本日のフライトデータ
搭乗便:CX888便
機材:ボーイング777-300ER
出発:カナダ バンクーバー国際空港 (YVR) 国際線ターミナルM 22:55発
到着:アメリカ ニューヨーク ジョンFケネディ国際空港 ターミナル8 (JFK) 翌7:00着
飛行時間:5h05m
座席:1A ファーストクラス
画像はキャセイパシフィック航空ホームページより。画像クリックで拡大
キャセイのファーストクラスは1-1-1×2列の計6席。
他社のファーストクラスは1-2-1の並びが多いですが、それに比べてキャセイは機内のスペースを贅沢に使用していますね。
キャセイパシフィック航空の運行スケジュールと、ファーストクラス料金の確認はこちらのサイトが便利です
いざ、搭乗!
ボーディングタイムになり、ゲートへ向かうとお客さんでごった返していました。
しかし我々はファーストクラス。優先搭乗で旅客機に乗り込みましょう。
ファーストクラス・ビジネスクラス・キャセイパシフィック航空上級会員・ワンワールド上級会員(エメラルド・サファイア)の方は赤い看板が立てられている方の列に並びましょう。
ボーディングゲート(搭乗直前のパスポートやチケットを確認するところ)でミネラルウォーターを配っていました。
クラスに関わらず希望者は水を1ボトルもらえるようで、これはいいサービスだと感心しました。
機内では砂漠よりも乾燥すると言われているので、水分補給はこまめにしたいところ。
ありがたく1本もらっておきましょう。
飛行機に乗り込みCAさんにチケットを見せると、「席までご案内します」とアテンドしてくださいます。
席に着くと本日の担当CAさんから挨拶されます。
本日の担当CAさんはクリスさん(男性)とルビーさん(女性)。
Hello, パクチー サン
※本当は苗字に'さん'付けで呼ばれましたよ。念のため
カタール航空に搭乗した時も喜びましたけど、やっぱり名前を覚えられているのって、特別感があって嬉しいですね。
ちなみにこちらがその時のカタール航空搭乗記です
ファーストクラスのシートを探検
まずはキャセイファーストクラスのシートの設備について詳しくレポートしていきますね。
こちらが今回お世話になるシートです。
ファーストクラスのシートピッチは、横36インチ×縦81インチ(91.44cm×205.74cm)と、とても広々としています。
ビジネスクラスは横21インチ×縦81インチ(53.34×205.74cm)。意外と縦の大きさは一緒なのですね。ただし横幅は大きく違いますが。
ちなみにエコノミーは横18.5インチ×縦32インチ(46.99cm×81.28cm)となっており、ファーストクラスと2倍以上大きさが違います。
ねぇ、ファーストクラスの横幅(36インチ)よりもエコノミーの縦幅(32インチ)の方が小さいって、どういうことなの!?
座席部分を拡大して写したもの。ヘッドレストは薄い枕が取り付けられており、フカフカでいい感じ。
足元部分を大きく写したもの。せっかく縦も横も広い席なのに、足元が狭くなっています。この形は寝る時足を広げて眠れないので好きじゃない…。British Airwaysのファーストクラスと同じ形ですね。
シートベルトを着用した状態だと、足をできるだけ伸ばしても向こう側に着きそうにありません。それぐらい広い!
隣の席を見たところ。
D席(真ん中の席)はK席側(進行方向右側)に出入り口があるのでA席側は壁になっています。
そのためカップルで利用される場合はD席K席横並びで座席指定した方が良さそうです。
逆に一人で利用する場合は、プライバシーがより保たれるA席がオススメ。
大きな機内エンタメスクリーンには、こんなスペースが設けられています。
このスペースは個人ロッカーでした。少し長めのトレンチコートを保管しても裾が床につかないくらい、大きさじゅうぶんなロッカーです。
でもこのロッカーのせいで足元のスペースを侵食して狭くなってるんだよなぁ。
機内エンタメの下のスペースはペットボトルホルダー。
搭乗前にいただいた水を保管しています。
肘掛付近の機材。機内エンタメ用リモコンと小物入れスペース。
そしてリモコン横の謎のスクリーンは
座席のリクライニング調整するためのスクリーンでした。
こちら、普段通りスマートフォンを操作するような感覚で画面をタッチしても、なかなか反応しないので注意。
力を入れて画面を押しましょう。
ちなみに反対側にも座席調整の物理ボタンが用意されているので、スクリーンが上手く使えない場合は、普通にこちらを使ってください。
小物入れはちょっとしたものを整理するのに便利なスペースですが
ちょっと小さすぎたかも。
ポシェットを入れたら蓋が閉まらなくなっちゃいました。
ちなみに救命胴衣はここに保管されているので、いざという時のために覚えておきましょう。
読書灯は左右2箇所に用意されてあるので、機内を真っ暗にされても問題なさそう。
USBポートとでユニバーサルタイプ(全タイプ対応)のコンセント差し込み口も用意されていますので、電池を気にせずパソコンで作業ができますね。
シートはもちろんフルフラット。
眠りたい時はCAさんに声をかけて、ベッドメイキングしてもらいます。
実際に寝てみたら、背中がボコッとしてる感じがしてちょっと違和感がありました。
それでも寝てたら気にならなくなりますが。
清潔なコットンに包まれておやすみなさい…。
マットも布団も枕も、何もかもふかふかだぁ
着替えに便利なお手洗い
お手洗いの入り口に「First class」の記載があったので期待して入ったのですが、それでも中はやっぱり狭〜い。
それでも、明るくて綺麗なお手洗いで嫌な気はしません。
お手洗いのアメニティはオーストラリアの高級コスメブランドAesop(イソップ)のボディ&ハンドバーム、フェイスウォッシュ、フェイスミスト。
キャセイはラウンジもアメニティも全てイソップで統一されてあります。
余談ですが、CAさんはこのブランドのことを「エイソップ」と発音していました。
植物由来の高品質な材料にこだわった化粧品とのこと。香りも植物系の爽やかなにおいで好み。
手を拭くときは紙タオルでもハンドドライヤーでもなく、リアルなタオルが用意されています。
毎回清潔なタオルが使えるのは嬉しい!
洗顔後もタオルで顔を拭けるのもポイント高し。
使い終わったタオルは洗面所横のタオル専用ゴミ箱に。
着替えるのに便利な荷物整理台。
とても大きい台になのに、自由に動けるスペースも確保されています。
これは良いね!
キャセイパシフィック航空ファーストクラスのアメニティ
ノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォン。見るからに高価そう。
この日は深夜便で一刻も早く眠りたかったので映画は見ていません。
そのため音質チェックは無しです…。
薄手だけど暖かいブランケット。
静電気が発生しやすいのがちょっと気になる。
クッション兼枕はフカフカふわふわで気持ちいい。
これらの席に初めから用意されている物とは別に、ファーストクラスの乗客に手渡されるアメニティはまだまだあります。
パジャマセットとアメニティポーチもいただけます。
どちらも詳しく紹介していきますね。
パジャマセットの中身
パジャマセットはエコバッグに入れて渡されました。
CAさんからパジャマの大きさは何が良いか聞かれますが、外国仕様で作られているようで少し大き目です。
そのため普段より小さいサイズを選択した方が良さそう。
もしくはCAさんに尋ねた方が良いかも。
私は身長168cmと女性にしては高めなのですが、Sサイズでちょうどピッタリでした。
このエコバッグは旅先のショッピング袋としても重宝しそう。
パジャマは香港の「派 PYE」というブランドとコラボしたもの。
ブランドロゴは漢字の「派」と円周率記号「π」を混ぜた不思議な形
オーガニックコットン100%で作られており、着心地が抜群に良いです。
触ったところなんだかヒンヤリしている気がする。
このコットンの特徴なのかな?
心地よく眠れそう。
ダークグレーのシンプルなデザインで、ライトグレーがアクセントになっています。
オシャレで良い感じ。
着てみました。似合ってますか?
パジャマセットの中にはパジャマ以外も入っていました。
まずはスリッパ。肉厚。
スリッパの裏は全面滑り止めになっています。
旅先でも使いたくなるくらい質が良いです。
下手なホテルのスリッパよりも良いかも。
アイマスクもパジャマセットの中に入っていました。
パジャマと同じダークグレー色。
キャセイパシフィック航空のロゴがワンポイントで入っています。
目に当たる部分はスウェット素材で気持ち良い。
この写真では見えにくいですが、鼻あても付いているので光が鼻下から漏れ入るのをシャットアウト。
何も見えない
ポーチはAesopイソップコラボ
飛行機旅行のお楽しみの一つ、アメニティポーチもいただけます。
こちらは女性用のトラベルキット。
女性用はクリーム色です。
このポーチの両端にボタンが付いてあるのがわかるかと思いますが、こちらは凸ボタン。
往路(香港発便)に乗ったらこちらの凸ボタンのポーチが貰え、復路の場合は底に凹ボタンが付いているそう。
そのためキャセイのファーストクラスで往復すると、ポーチが2段にドッキングできるんだって!
どっちも乗りたくなるよね。よく考えられてあるなぁ。
ポーチを開けて見たらこんな感じに入っていました。
背の低いバニティポーチのような形で、旅行用ポーチとして使うのに便利そう。
気になる中身も1個ずつ詳しく紹介しますね。
歯ブラシセット
歯ブラシをブラシ部分を保護するケース付き(ブラシの柄の部分と同じ材質)
肝心のブラシ部分は少し大きめなので、日本の小さめブラシに慣れている人は違和感をおぼえるかもしれません。
歯磨き粉はアメニティでよく貰える、おなじみのメーカーのもの。
ただ25gと容量多めで一週間くらいは問題なく使えそう。
欧米のホテルでは歯磨き粉が用意されていないことが多いので、ここで補充できるのは嬉しい。
マウスウォッシュ
何気にMade in Japanの記載がありました。
口に入れる物の安全性は気になるところですが、日本製なのでちょっと安心。
メガネ拭き
マイクロファイバークロスと言った方が良いのかしら?
これが貰えるのって珍しいかも。
メガネ以外にも、スマートフォンの画面を拭いたりと、用途いっぱいなので頂けるのは嬉しい。
このクロスにもキャセイのロゴが施されています。
光の加減で見えにくくなっていますが、わかりますでしょうか?
今気づいたのですが、キャセイのロゴってブリティッシュエアウェイズ(BA)のロゴのパクr…英国へのリスペクトなのか似てますね。
上の写真はBAのロゴ
過去記事: British Airways BA12便搭乗記
ヘアブラシ
小さいながら高級スパで提供されてそうなヘアブラシ。
ヘッドマッサージにも使えるし、ブラシの先端が丸くなっているので頭皮を傷つけない。優秀ブラシです。
こちら、カタール航空のファーストクラスで頂いたものと全く同じブラシでした。
耳栓
使い捨ての耳栓。
なかなか上手く耳に入ってくれないんだよなぁ
Aesop B&Tea Balancing Toner 15ml
バンクーバーのキャセイラウンジでも置かれていたイソップの「B&T バランシング トナー」のミニボトル15ml。化粧水です。
さっぱりとした軽いつけ心地なのに、とてもしっとりと潤います。
爽やかなハーブの香りも好みで癒される。
アルコールフリーで作られているようで、敏感肌の方でも安心して使えるそう。
超優秀アイテムをいただけて幸せ!
帰国しても使いたい。
日本の公式ショップで購入すると、200mlで6480円の高級品。
このボトルは15mlなので486円相当です。
コットン
コットンもポーチに用意されているので、たっぷり化粧水を染み込ませて使いましょう。
Camellia Nut Facial Hydrating Cream 15ml
化粧水の次は「カミリア フェイシャル クリーム」
チューブに入れられてあるのが面白い。
カモミールやローズマリーといった植物エキスを贅沢に配合された高級クリーム。
ベタつかないのに、仕上がりは柔らかしっとりと潤うという嬉しい矛盾!
15mlで1000円相当。
大切に使います!
Rosehip Seed Lip Cream 6ml
チューブに入った珍しいリップクリーム。
これもミニサイズかと思いましたが、調べたところこちらは現品サイズでした。
人生で今まで使ってきたリップクリームの中でも、ダントツ1位をあげたいリップクリーム。
高いから当たり前だけど。
リップを塗ると、ベタベタして多少違和感がありませんか?
このクリームは、そんな違和感が全くありません!
スッと唇に馴染みます。
苦味のあるオレンジのような香りも大好きポイント(材料を見る限りオレンジは入っていないのですが。正しくはローズヒップとイランイランが混ざった香り?)
チューブの中にクリームがたっぷり詰まっているので、キャップを開けるとクリームがどんどん出てきます。押してないのに。
使い始めは注意です。
お楽しみ!機内食のお時間です
みなさまお楽しみ、機内食の紹介です。
まずはメニューから。
メニューのみ大きいサイズのままアップロードしていますので、文字が見えにくかったら画像クリックで拡大してくださいね。
メニュー
メニュー表紙
メニューは木製のバインダーに挟まれ渡されます。
気になる中身も見ていきましょう。
機内食は好きなものを好きなだけ注文できるシステム。
それを好きな時間に持ってきてもらえます。
深夜便なので早めに眠りたかったので、出発してすぐの時間には頂かず、到着1時間前に海老サラダとヌードルスープを持ってきてもらうよう注文しておきました。
ちなみに周りの他の乗客は、ドリンクサービスが始まると同時に食べている方が多かったです。
ドリンクリスト
紅茶の種類が多くて、アルコールが苦手な人でもお茶を楽しめそう。
ウェルカムドリンクは高級シャンパン
ウェルカムドリンクに何が欲しいか聞かれ、「シャンパンをください」と答えると、高級シャンパンKRUGを持ってきてくださいました!
シャンパンの帝王と言われる大人気のシャンパン。
とてもいい泡です。
お酒のアテはナッツ。
お皿に盛られて提供されます。
気圧の関係で地上と上空では味覚が変わると言われています。
ウェルカムドリンクで提供されると、‘正常な’味覚の状態でお酒を楽しめるので良いですね。
うん、美味い!
それでも違いがわからない女なのであった…
到着1時間前に機内食
機内食は自分の好きな時間に用意してくださるのですが、私は到着1時間前に持ってきてもらうよう頼んでいました。
パンは暖かくてふわふわ。お好みでバターとオリーブオイルをつけていただきます。
メッセージカードが添えられていました。この心遣いは嬉しいね。
海老とカニマヨのサラダ
盛り付けが美しくて、味覚・嗅覚・触覚だけでなく目でも楽しめます。まさにインスタ映え!
肉厚プリップリの海老。
絶妙な塩加減がとても美味しい。アスパラも新鮮。
洋食メニューですが、アジア人の味覚に合うように調整されているのだと思います。
やっぱり機内食を楽しむならアジア系エアラインが一番だ。
ワンタンヌードル
キャセイのラウンジで食べた物とほとんど同じでした。
ただ、味はよりうっっっっっすいので添え物の豆板醤と塩を加えて食べてください。
急いで食べないと麺がぶくぶく太ってきてしまうので注意です。
細麺だったはずなのに…
お土産のチョコレート
食後にお土産としてチョコレートをいただきました。
キャセイパシフィックオリジナルチョコ。
中身は塩キャラメルチョコでした。
今までアメリカにいて、激甘ねっとりキャラメルチョコばかり食べていた私にとって、感動して涙が出るほどの美味しさ。
ちょっと大げさすぎる?笑
ビターチョコレートの中に上品な甘さの塩キャラメル。
これはどこで買えますか!?教えて、キャセイの人!
最後に
毎回感じることですが、今回のフライトも本当にあっという間に到着でした。
さすが5つ星評価のキャセイパシフィック航空、サービス面は文句なしに素晴らしかったです。
特にアメニティは全部お気に入り。
もし可能であれば、絶対もう一回乗りたいと思わせるフライトでした。
フライトはついにニューヨークへ到着したわけですが、次回はとうとう最終便。ニューヨークから東京へ移動します。
搭乗キャリアは我らが日本航空!
日本の最高級のおもてなしとはどんなものか、今から楽しみです。
世界各国のファーストクラスに乗ってきて、航空サービスに目が肥えていることを自負しています。
半端なサービスだと満足しないぞー!
とても長い搭乗記でしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
あなたとシェアしたいことが多すぎて、毎回ついつい長くなってしまうんです。
ではまた次回お会いしましょう!!
(追記)飛んできました。やっぱりJALも最高でした!
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