どうも、エアライン大好きブロガーのパクチー(@xiangcai925 )です。
2019年のヨーロッパ旅行の帰国便に、ルフトハンザ航空を利用しました。
ありがたいことに、インボラアップグレード(詳細は後ほど)を経験しまして、エコノミークラスから急遽プレミアムエコノミークラス利用へと変更に。
これはもう、「ブログを書け!」とルフトハンザ様に言われているとしか思えません。笑
という訳で、今回の記事はルフトハンザ航空のフランクフルト発羽田行き、プレミアムエコノミークラスのフライトをレポートしていきます。
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本日のフライトデータ
搭乗便
|
LH716 |
---|---|
機材
|
ボーイング747-8 |
出発
|
ドイツ・フランクフルト国際空港 ターミナル1 ゲートZ 18:10発 |
到着
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東京・羽田国際空港 ターミナルI 翌12:15着 |
飛行時間
|
11h05m |
座席
|
30J → 23F プレミアムエコノミーへ変更 |
ルフトハンザドイツ航空の運行スケジュールと、プレミアムエコノミークラス料金の確認はこちらのサイトが便利です。
画像はルフトハンザドイツ航空公式サイトより。
こちらの座席表では、グレーの座席に黄色い線が引かれているものがエコノミークラス。
グレーだけの座席はプレミアムエコノミークラス(以下プレエコ)を示しています。
つまりプレエコのシートは、21Aから25Kまでのたった32座席のみ。
ビジネスクラスは80席も用意があるので、それよりもずっと少ないんです。
そしてエコノミーが3-4-3の座席配置なのに対して、プレエコは2-4-2と少し余裕のある配置であることもわかります。
ちなみに、プレエコ席よりも前に設定されてある16Aから20Kと、28列目の座席(青色で囲われているエリア)は『プリファード・ゾーン』席。
事前座席指定料が通常よりも少し高めに設定されてある座席です。
ちなみに、B747-8は2階建となっており、2階部分の全ての座席はビジネスクラスで設定されています。
お得なチケットの予約方法
フライトチケットの最安値を検索するだけなら、上でもチラッと紹介した「 スカイスキャナー 」が最強。
だけど最安値のチケットを見つけたからといって、購入するのはちょっと待って!
結局トータルで一番安くなるのは『Expedia 』で航空券+ホテル割を利用すること。
航空券は最安値に比べるとほんの少し高いことが多いですが、エクスペディアで同時予約することでホテル代が全額免除になることもあるので、トータルの旅行代金をググッと抑えることができちゃいます。
ほとんどの旅行者さんは、ホテルも航空券もどちらも予約しないといけませんよね?
インボラ!搭乗ゲートにて発覚
写真はフランクフルト国際空港のものではございません。出典:unsplash @eprouzet
いつものように搭乗口に並び、自分のチケットをスキャンすると、
見慣れない謎のレシートが出てきました。
なんだこれ?
とよく見てみると、『New Seat ,PREMIUM ECONOMY CLASS』の文字が…!
これってインボラと呼ばれるやつだ…!!
長距離路線でインボラに遭遇するのって初めてだから嬉しい!
『インボランタリーアップグレード』の略。
involuntary、つまり『故意でない(自分から意思ではない)アップグレード』という意味。
オーバーブッキングなど航空会社の都合によってより上位のクラスに変更されること。
フライトレポート:ルフトハンザ航空プレミアムエコノミークラス
座席の広さ
こちらが今回の私の座席。
実際の数値は、
プレエコ | 19インチ (48.26cm) |
38インチ (96.52cm) |
---|---|---|
エコノミー | 17.1インチ (43.434cm) |
31インチ (78.74cm) |
確かに足元は普通のエコノミークラスと比べて少し広い感じ。
実際の数値はわかりませんが体感として、リクライニングもエコノミーより2倍以上倒すことができる印象。
深夜便で機内泊をする際、かなり価値の高いポイント。熟睡度合いがかなり変わってきます。
エコノミーを利用した時は、前の席が最大に倒されるととても窮屈に感じてしまうのですが、プレエコの場合は全然マシ。
倒す側も倒される側も気持ちよく使えるのが良いですよね。
ゆったりとした座り心地をご満喫ください。シートスペースが全方向で合計最大50%広くなりました。
引用:ルフトハンザ公式サイトより
窓側2席はこんな感じ。
実際に乗ってみて、一番最初に「ポイント高いな…!」と感動したことは、
肘掛けを一人で両側使えることです。
飛行機あるあるとして、隣の席の人が肘掛けを我が物顔で使っていてイライラする…って場面、結構出くわしませんか?
しかしプレエコなら、そんな窮屈な思いとはオサラバ。
この些細な部分だけでも、リラックス度がプレミアム級!
ヘッドレスト部分
上下に動かすことができ、自分の居心地の良い頭の位置へと調整可能。
そして左右の部分も折り曲げることができるので、わざわざU字形ネックピローを忘れたとしても、頭を固定してくれる枕の役割を果たしてくれます。
座席前方部
大きな機内エンタメ用のモニターはタッチパネル式。
遅延なども一切なく、快適に操作できます。
もちろん物理コントローラーも肘掛け付近に用意されています。
機内エンタメはもちろん日本語対応。
数は多くはないですが、邦画もあります。
アベンジャーズやディズニーなどの実写映画が数多くラインナップされている印象。
もちろんそれらは日本語吹き替えに対応しています。
写真で撮ると黒くなってしまって見えにくいので補足説明します。
画像の通りの位置に一つ穴イヤフォンジャックとUSBポートがございます。
一つ穴用と言うことで、機内で配られる2つ穴式のヘッドフォンは使用できません。(正確に言えば、使えるけど片耳からしか聞こえてきません。)
自身が持ち込んだイヤフォン及びヘッドフォンで映画を楽しみたい時に使用します。
これは良い機能!
また座席前面部にはペットボトルホルダーがあり、初めからミネラルウォーター(500ml)が用意されています。
機内では砂漠以上に乾燥していると言われているので、CAさんにお願いしなくてもいつでも好きな時に水を飲めるのはかなり嬉しい!
肘掛け部分
肘掛け部分は上の写真の通り。
アメニティポーチなどを置いておける小さなポケットと機内エンタメ用のコントローラーなどはこちらに。
コントローラーは一昔前風のデザインで正直ダサい。
まぁ使えれば良いんですけど。
肘掛けを開けたところはご覧の通り。
デスクだけでなく、2つ穴用イヤフォンジャックも肘掛け内に収納されいます。
肘掛けの蓋には隙間が空いていて、ヘッドフォンを挿して閉めたとしてもコードが邪魔になりません。
リラックス度UP!アメニティ
『Replay』コラボ特製アメニティポーチ
イタリアのデニムブランド『Replay』とのコラボポーチが用意されていました。
周りをチェックしてみると、紺色デニムと黒色デニムの2種類あるようでした。
まさにジーンズの背面部分のようなデザインでオシャレ!
帰国してから普段でも使いやすそうなポーチで嬉しい。
気になるポーチの中身を全てチェックしていきましょう。
アイマスク
ポーチと同じくデニム生地でシンプルだけどオシャレでいい感じ。
靴下
航空会社のアメニティとしてついてくることが多いですが、正直使ったことがない…。
サンダルなど裸足で搭乗している方にはありがたいのかも?
リフレッシュタオル
体を拭いてリフレッシュできる、ウェッティのようなシートです。
歯ブラシと歯磨き粉のセット
外資系エアラインの歯ブラシってヘッドが大きくて使いづらいことが多いのですが、珍しくコンパクトヘッドなのがポイント高し。
歯磨き粉もそこそこ容量あるのが嬉しい。
ポーチの中身は以上です。
スリッパ
靴を脱いで機内を歩き回れるのが良いですよね。
ブランケット
ルフトハンザのブランケット、超可愛い!
少し薄めの素材なので、寒がりさんはカーディガンを持参しておくのがベターかも。
機内では、かなりエアコンをガンガン効かせていますので。
ヘッドフォン
2つ穴式のよくあるヘッドフォン。
長時間耳につけていると痛くなります。
耳当てのスポンジは各自で取り付けなければならない、よくあるスタイル。
機内食
飛行機の乗る上で一番楽しみなのは機内食♪(私だけ?)
11時間のフライトでいただける食事を全てご紹介します。
ウェルカムドリンク
飲みかけの写真でごめんなさい…。
プレエコのお客さんが全員座席に座った頃、飛行機が離陸する前にウェルカムドリンクが振る舞われます。
今回のドリンクは、果実感の残るマンゴージュースにミントを入れた爽やかなジュース。
マンゴージュースのはずなのに、ミントが入っているおかげか、どちらかというと「オレンジジュースのようなお味だなぁ」という印象。笑
爽やかな酸味の後に、マンゴー特有の甘みのある香りががフッと鼻に抜けます。
これは美味い!!
夕飯
離陸してから1時間ほど経つと機内食のメニューが配られます。
メニューは、ドイツ語・英語・日本語の3語で書かれています。
ただしドリンクメニューはドイツ語と英語の2言語のみ。
フランクフルト発羽田行きの夕飯メニューは以下の通り。
- 前菜
ミックスサラダ、チェリートマト、イタリアンドレッシングを添えて
冷や麦、おろし生姜、浅葱 - 主菜
- 牛肉のグーラッシュ、ピーマン煮、カードシュペッツレ、パセリを添えて
または - チキンカレーライス、野菜のマリネ、福神漬
- デザート
フルーツサラダ
メニューを配られてからしばらくすると、機内食のお時間です。
私は牛肉のグーラッシュの方をチョイス。
グーラッシュって聞き馴染みのない言葉ですが、簡単にいうと「シチュー料理」のこと。
日本のハヤシライスは、グーラッシュから影響を受けたという説もあるみたい。
グーラッシュに添えられている黄色いお料理は、カードシュペッツレ。
ドイツ生まれのパスタです。
味のクオリティは、普通に美味しい。
けれど正直なことを言えばエコノミークラスとほとんど同じなように思えた。
なんだかんだ機内食の冷や麦とか蕎麦とかが一番美味しいんだよなぁ〜。
エコノミークラスとの明確な違いといえば、食器が全て陶器製。
高級感はグッとあがりますね。
朝食
今回の朝食メニューは以下の通り。
- 朝食
ベーコンスクランブルエッグ、トマトのコンカッセ - デザート
新鮮なマンゴーのフルーツサラダ
着陸のおよそ2時間前になると朝食のお時間です。
トマトソースのかかったベーコン入りスクランブルエッグは、想像通りの味でした。笑
フルーツサラダは思ったよりも酸味があって、朝の目覚めにぴったりな一品。
ドリンク
- 冷たい飲み物
ミネラルウォーター、スパークリングウォーター
ジュース:オレンジ、アップル、トマト
コカコーラ、コカコーラゼロ、スプライト、トニックウォーター、トニック(ビターレモン) - ワイン
スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン - ビール
Wasteiner Premium lager(ヴァルシュタイナー) - スピリッツ
カンパリ、ジン、ウォッカ
ウィスキー、ブランデー、Baileys Irish Cream - 温かい飲み物
コーヒー:Dallmayr Premium Selection
コーヒー:デカフェ
お茶:Eilles Indian Highland Tea
ドリンクリストにあるお酒なら、CAさんにその場でカクテルも作ってもらえます。
私はジントニックをオーダー。
ぶつ切りレモンをカップに添えられていました。
写真は撮りそこなっちゃいました…。
軽食:いつでも
ギャレーには、おにぎり、スナック、飲み物が用意されており、好きな時に取りに行っても構わないとのこと。
私はおにぎりを食べる気でいたのですが、座席が思ったよりも快適で超グッスリ寝ていたようです。
目が覚めた時には朝食が運ばれている時間で、軽食を食べ損なっちゃいました。笑
困ったこと
プレエコといえど、エコノミークラスと全く変わらない問題が一つありました。
それは、機内食直後のトイレ、超長蛇の列問題…!!
上の座席表を見てわかるように、B747-8のメインデッキにはお手洗いはたったの10室しか用意されていません。
しかもエコノミークラスとビジネスクラスの間はカーテンで仕切られているので、実際に利用できるのは6室のみ。
つまり、満席の状態なら276人で6室を譲り合って利用しなくちゃいけないことになる訳ですよ。
それなのに、一人一人が歯磨きなどのために長時間部屋を占領しているので、全然自分の番に回ってこない。
食後だし寝る直前だから歯磨きしたいって気持ちは痛いほどわかるんですけどね。
そこで長距離路線の特に深夜便を利用されるあなたにお願いです。
お願いだから、歯磨きシートを準備しておいて!
歯磨きシートがあれば、わざわざトイレに長時間並ぶ必要がなく座席で口内をスッキリさせることができるので、機内食が終わったらすぐに睡眠をとることができるのが最大のメリット。
歯磨きするなら誰も並んでない時にして…!!
最後に
結論として、ルフトハンザのプレミアムエコノミークラスは、最ッ高でした。
- 実感として多めにリクライニングできるし、足元広々なシート。
- アイマスクなど睡眠に便利なリラックスグッズがついてくるアメニティ。(しかも可愛い)
- 上2つの理由から機内で大爆睡できる。
- 機内食も少し高級感もアップし、旅の気分が上がる。
- ウェルカムドリンクやミネラウォーター1本など嬉しいサービスも。
これらの理由から
長距離便の、しかも深夜便のフライトの場合かなり費用対効果抜群のシートだと思います。
次の旅行先がヨーロッパなら、帰りの便だけでも少し奮発してルフトハンザのプレミアムエコノミーを利用して見ては?
それでは、いいご旅行を!
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