ファーストクラスとビジネスクラスで世界一周しています、パクチーです。
楽しい旅の時間はついに終わりの時を迎え、今回がプレミアムクラス世界一周の最終便となってしまいました。
今回お届けするのは我らが日本航空・JALのニューヨーク発羽田行き(JL5便)の搭乗レビューです。
さて、いきなりですが質問です。あなたは
一度でいいからファーストクラスに乗ってみたいなぁ。
と思ったことはありませんか?
しかし、ファーストクラスの料金を調べてみると、
日本発の長距離便は、片道だけで100万円を超えるものがほとんど。
乗ってみたくても乗れないのが現実です。
このブログでは、そんな雲の上のような存在のファーストクラスを、
まるで一緒に乗って旅しているかのような記事を目指して執筆しています。
ファーストクラスでは、いったいどのようなサービスを受けられるのか、
エコノミーやビジネスクラスとどこが違うのか、をご紹介。
20代女性で月収20万円の筆者が超一般庶民の目線でお届けします。
ゆるーい気持ちで楽しんでいってくださいね。
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搭乗前からサービスは始まっています
ファーストクラス専用チェックインカウンターはもちろん、セキュリティーチェック(保安検査)でも全く待たされることなく、サクサク空港内へ進めます。
チェックインカウンターでは、機内持ち込みの荷物に「ファーストクラス」と書かれたタグをつけていただきました。
これが憧れの赤タグかぁ…!!
このタグのおかげでドヤ顔でVIPレーンに並べるのは良いのですが、「私はお金持ちです」アピールみたいで、なんだか悪い人に狙われそうで、ちょっと不安に思ったのも事実。
ドヤァ、似合ってるだろう?
・・・。
空港に入ったら、搭乗するまで空港ラウンジでゆったり休憩できます。
私はJALと提携している「ルフトハンザ セネターラウンジ」を利用しました。
ラウンジ探検もフライトの楽しみの一つだったりします。
優先チェックインや、ルフトハンザラウンジの詳しいレポートは、別の記事でまとめているので、ぜひこちらもご覧ください。
ですが、「NYのラウンジは、全く大したことがないな」というのが正直な感想。
今回のフライトデータ
搭乗便:JL5
機材:ボーイング777-300ER (773)
出発:アメリカ ニューヨーク ジョン・F・ケネディ国際空港 ターミナル1 13:25発
到着:日本 東京 東京国際空港(羽田空港) 翌日16:25着
飛行時間:14h
座席:1G ファーストクラス JAL SUITE
日本航空(JAL)の運行スケジュールと、ファーストクラス料金の確認はこちらのサイトが便利です
私が搭乗した時は片道122万円でしたが、夏休みシーズンで調べてみるとさらに高くなっていました。ヒョエー
画像はJAL公式ホームページより。
意外と利用者が多いようで、8席中6席が埋まっていました。
客層はスーツをビッシリと決めた日本のやり手ビジネスマン風な方々ばかり。
おそらくみなさま50〜60代ぐらい。
そんな中、小娘が一人乗ってきたので、
おいおい、彼女はどこぞのお嬢様なんだい?
とCAさんを含む乗客全員に思われていたことでしょう。
その正体は、ただ飛行機が好きなだけの女だけどな!
そしてこれは余談ですが、カタール航空のファーストクラスに乗った時 には、小学生くらいの男の子が一人で乗ってきていたので「どこぞの石油王の息子やねん!」と私も思いました。
JAL SUITEのシートってどんなの?
こちらが今回私がお世話になるファーストクラスのシートです。
座席というよりも、もはや「部屋」と言ったほうがいいんじゃないか。
かなり広いです。
シートの広さは、以下の表の通り。
- ファーストクラス:横33インチ×縦78.5インチ(83.32cm×199.39cm)、全8席
- ビジネスクラス:横25.5インチ×縦74インチ(64.77cm×187.96cm)、全49席
- プレミアムエコノミー:横19インチ×42縦インチ(48.26cm×106.68cm)、全40席
- エコノミー:横19インチ×縦34インチ(48.26cm×86.36cm)、全147席
セミシングルのベッドサイズは80cm×195cmだから、ベッドよりも一回り大きいんだよ。すごくない?
しかも、ファーストクラスの横幅(33インチ)と、エコノミーの縦幅(34インチ)がほぼ同じ大きさって…、すごすぎませんか?
(こちらの画像はJALウェブサイトより)上から見た図
英国航空(A380) とキャセイパシフィック航空(B777) のシートは、コートやジャケットをかけておける個人ロッカーが足元付近に設置されていたので、足元のスペースを取られてしまっていました。
横になった時足を広げて眠れないのが個人的に好きじゃなかったんです。
その点JALのシートは、スクエア型と言うのでしょうか、足元が広いタイプなのが好印象。
搭乗したらすぐにコートをCAさんが預かってくれ、別室で丁寧に保管してくださっているのでロッカーなんて不要ですしね。
ファーストクラスシートの設備を見ていきましょう。
足元の収納スペース。
バックパックや(NY空港の売店で大量購入した)お土産など、自分の持ち物は全てここに保管しておけます。
重たい荷物をわざわざ頭上の棚に持ち上げる必要などありません。
CAさんの手をわずらわせたくないですから。
足を伸ばしても、向こう側へ届かないので、荷物が全く邪魔になりません。
座席すぐ横の収納スペース。
細いですが、意外と深いので身の回り品はなんでも入ります。
少し大きめのミラーレスカメラも収納できました。
仕分け用のポケットが内側についているのが便利。
JAL公式ホームページの画像によると、アタッシュケースも入れることができるみたい。
この収納スペースに入っていたリモコンは、電話をかけたりするためのコントローラーだそうですが、使うことはないでしょう。これよりも、
収納スペースすぐ横のこちらのリモコンをよく使うことになるでしょう。
機内エンタメ用のもので、スマートフォンのようにリモコンの画面に表示され、直感的に操作できるハイテクコントローラーでした。
コントローラーの近くには、リクライニング調整ボタンが。
物理ボタンなのが使いやすくていいですね。
席奥側、スクリーン近くにも収納あり。
こちらは充電ケーブルなどを保管するのに便利なスペースです。
USBとコンセント差し込み口はここにあります。
全ての形を差し込めるユニバーサルタイプのコンセントです。
ヘッドフォンの端子を差し込む所は壁側の読書灯近くにありました。
読書灯は好きな位置に調整可能です
反対の通路側にも、もう一つ読書灯があります。
中2席を遮るパーテーション。
カップルで乗っている場合以外は、常にあげた状態にしておきましょう。
機内エンタメ用個人スクリーンは23インチ。
機内が暗くなってから撮影したので、少し見えにくくてごめんなさい。
映像はJALの映画のラインナップにあったくまモンの動画です。
お手洗い
はい、せまーい。お手洗いの扉に「ファーストクラス」と書かれていましたが、広さはエコノミーのものと変わらないんじゃないか。
お手洗いの横には台が設置されてあるので、室内着に着替えるときに便利。
床にも台がひけるので足が汚れないのもGOOD。
この気づかいがあるのは日系ならでは!
トイレはなんとウォシュレット付き!
これも外資系エアラインでは見られない設備の一つ。
お手洗いのアメニティは、歯ブラシセットとモンダミン。
和柄のスタンドが可愛いー!
引き出しを開けると、生理用品とエチケット袋が用意されていました。
ファーストクラスのアメニティ
スリッパはビジネスクラスで配られているものと全く同じでした。フカフカなタオル生地。小さな靴べら付きなのが嬉しい。
ちなみにJALビジネスクラスに搭乗した時の過去記事はこちらから。
ファーストクラスとビジネスクラスの違いをしいて述べるとすると、スリッパ保管用の巾着袋が付いてくるところ。
ノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォン、世界のBOSE製。
ヘッドフォンだけでなくケースまで高級っぽい。
耳に当たる部分もフカフカで痛くなりにくい。
ヘッドフォンについて詳しくありませんが、音質が最高にいいやつです。
飛行機の騒音にかき消されず、映画で流れる小さな環境音もハッキリ聞こえました。
ブランケットは薄手なのに暖かったです。
タグを見てみると「ウール100%」の表示が。
これも絶対高いやつだ。
クッション兼枕はエアウィーブのもの。
適度な反発のおかげで、椅子にずっと座りっぱなしでもしんどくなりにくいので良いですね。
後ほど詳しくレポートしますが、マットレスもエアウィーブ製で統一されていました。
JALのB777-3機ではwifiが使えるのですが、それの無料クーポンをいただきました。
搭乗中はずっと使えます。
しかし衛星を経由して送受信しますので、速度はかなり遅め。
使えるだけありがたいんですけどね。
日本へ入国する際に必ず必要になる税関申告書。
オリジナルボールペンと共に渡されます。
持ち手部分のグリップが太くて書きやすい。日本カラー(JALカラー)なのも良いね。
リラクシングウェアに着替えましょ
席に着いたら「リラクシングウェアにお着替えなられますか?」と尋ねられます。
着替えはお手洗い内でおこなうのですが、空きが出たら順番にCAさんから案内されます。
タグを見てみたら、オンワード社に作らせているようです。
スウェット生地が分厚くて、とても着心地はいいです。
着心地は。
着用してみました。絶妙にダッサいです。
このウェアは男女兼用で大きさだけが違うのですが、おそらくメインターゲットである50代おじさま層に向けて作られたデザインなのでしょう。
嫁入り前の女が喜んで着るものではないです。
着替え終えて、お手洗いから出た時
お召し物はこちらでお預かりしますね
と洋服全て預かってもらえました。
知ってたらもっと綺麗な服着て行ったのに…😭笑
ちなみに返却される時には綺麗に畳まれた状態で渡してくださいました。
アメニティポーチ(女性用)
ポーチはイタリアの高級ファッションブランド「ETRO(エトロ)」コラボのもの。
エトロの代表的なペイズリー柄が可愛い!
のですが、布製で「ちょっと安っぽいかも」と思っちゃいました。
布製な分、軽くて持ち運びはしやすいです。
ポーチの内側はこんな感じ。
ポケットの一つくらいは欲しかった。
光の加減で少し明るめの色に見えますが、実際の色は真紅です。
大人の女性によく合うカラーリングで素敵。
バァ!
ポーチの中にはこんなにもたくさん詰められていました。
中身を全て詳しく紹介しますね
無視された…
ポケットティッシュ
旅行先でも重宝しそうだから、もらえると割と嬉しい。
耳栓
結局最後までうまく装着することができませんでした。
日本製のマウスウォッシュ
実はこれ、キャセイパシフィック航空のファーストクラスでも全く同じものをいただきました。
ヘアブラシ
百均で売られていそうなクォリティですが、ブラシとコームが合わさった物でわりと便利。
アイマスク
マスク外側はサテン生地で高級感がアップしましたが、内側はビジネスクラスでいただいたものとほとんど変わりませんでした。
めぐリズム「蒸気でホットアイマスク」これは嬉しい!
ホッとリラックスしたい時、眠りたい時、使い道は様々。
蒸気でアイマスクのCMも、JALつながりで(?)嵐の櫻井くんがクラスJっぽい機内で使っていましたね。
海外発便のみいただけるアメニティとのこと。
日本のテクノロジーを海外のお客さんにバンバン広めていってください。
モイスチャーマスク
喉の乾燥対策にはもちろん、女性は機内でのすっぴん隠しに重宝するんですよねー。
マスク専用の濡れシートが同封されています。
マスクの内側にポケットがあるのでそちらにシートを差し込んで使いましょう。
歯ブラシセット
アメニティでいただく歯ブラシって、1回使い捨てのものが多いのですが、JALさんからいただいたものは、ご覧のクォリティ。
普通の家庭用のものと変わりませんよね。
ブラシも柔らかめで、コンパクトサイズで私好み。
外資系エアラインでいただいた歯ブラシはドでかくって磨きにくかったから。
コスメ類はこの巾着袋の中にまとめて入れられていました。
ETRO 「Shantung」香水サンプル
Shantung(シャンタン)は、ETROが2016年4月に販売開始したフレグランス。インドのシルクシャンタンにインスパイアされてその名前がついたそう。
香りは心安らぐ木の皮や樹脂、繊細な花々に豊潤な果実、そして爽やかなハーブやベリーが光と共鳴した春の庭園を想起させる。真っ先に香り立つのは、甘美なライチとカシスのニュアンス。それに導かれるように、フレッシュなイタリアンマンダリンがみずみずしく弾けていく。そして、ミドルノートのピオニーがシダーとカシミアのウッディな香りと混ざることで、官能的な芳香が最後に広がる。
引用元:ファッションプレス
「ETRO Shantung」BODY LOTION 15ml
ボディローションと書かれていますが、ボディ&ハンドクリームといった方がしっくりきます。
香水と全く同じ香りなので、きつい匂いが苦手な人は使用を避けた方がいいかも。
リップクリーム これは無香料なので安心して使えます。
Cle de peau BEAUTEの化粧品セット
アメニティにコスメ類が少ないなぁと思っていたら、CAさんが
もしよろしければ、お土産にどうぞ
と持ってきてくださいました。クレドポーボーテ「コンサントレイリュミナトゥール」1回分セット!
気になる中身は、
ローション《除去化粧水》3ml(1回分)
ザ・ギンザ特選コットン 1枚
エサンス《美容液》2ml(1回分)
シートマスクが入っていました。
私は知っています。クレドポーはとんでもなく高い高級コスメだということを。(倒置法)
もったいなすぎて、いまだに使えていません😅笑
そのため使用感のレポートはまた後日おこないますね。
サービス面はどんな感じ?
搭乗し席に座った頃すぐ、CAさんの会話からサービスが開始されます。
パクチー様、本日はご搭乗誠に有難うございます。
本日パクチー様を担当致しますAと申します。
何かご不明な点等ございましたら、私共にお申し付けくださいませ。
へ、、、、へい!
私の語彙力が足りないせいで、この程度でしか表現できませんが、実際はCAさんはこれの2倍くらい丁寧な言葉で話しかけてくださいました。
かなりかしこまられてしまって、逆に緊張してきます。
しかし、話している内に
あ、この人はフレンドリーな接客の方が喜ぶタイプだな
と察知されたのかはわかりませんが、だんだんと接客レベルを私に合わせてきているように感じました。
彼女たちはプロです。
機内食&ドリンク
ウェルカムドリンクにシャンパンをいただき、
離陸してから1時間経った頃、機内食のお時間です。
和食と洋食を選べるのですが、迷わず和食をチョイス。
写真は前菜の「小皿 五彩」
和食のメインディッシュはすき焼き風リブアイ。
あああああああ、うんまああああい
ねぇ、ちゃんと食レポしてよ
うるさい!今は食べる時間なの
・・・。
JALファーストクラスの機内食はめちゃくちゃ美味しかったです。過去最高で。
伝えたいことが多すぎて、かなり長い文章になってしまったので別の記事でまとめました。
機内食だけでなく、ウェルカムドリンクや高級シャンパンなどのレポートも、食に関する情報は全て上記の記事で紹介しています。
機内販売「森伊蔵」
機内販売で絶対に忘れてはいけないお土産、それは本格焼酎「森伊蔵」です。
森伊蔵とは、魔王と村尾と共に「鹿児島の3M」と称される大人気の焼酎です。
通常購入するには、当選率0.2%と言われる抽選を勝ち取る必要があるのです。
そのため流通価格は高騰し、「幻の焼酎」とも呼ばれています。
そんな伝説を持つ「森伊蔵」を数量限定ではありますが、JAL国際線(長期線)に搭乗すれば、通常価格=3200円で購入できるのです。(ファーストクラスとビジネスクラスの利用者のみ)
機内販売は機内食の時間が終わってから始まります。
私は「絶対に購入したい。数量が無くなる前に!」とソワソワしていました。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、
機内販売で「森伊蔵」という焼酎が大変好評なのですが、もしよろしければ…
即答で「購入します!」と答え、無事に購入することができました。
どうやらファーストクラスの乗客には、機内販売が始まる前から取り置いてもらえるようですね。
ベッドタイム
14時間もの長時間フライトに疲れてきたら、即お休みタイム。
CAさんにベッドメイキングをお願いしましょう。
マットレスはエアウィーブ「DUALMODE」
リバーシブルなマットレスで、一方はハード面、その裏側はソフト面となっています。好みの硬さで選びましょう。
お布団も分厚くふかふか。
最後に
こんなに長い記事、最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。
「一緒に旅してる気分になった!」と少しでも感じてくださったら幸いです。
過去記事も好評なので、「搭乗記」カテゴリから読んでくださるととても喜びます♪
第一話から読み直すならこちらから。
「ファーストクラスで世界一周搭乗記」シリーズは、とりあえずこの記事で最終回となります。
が、この旅はすごく楽しかった。
来年もプレミアムクラスで世界一周できたらいいなと野望に燃えております。
来年はスターアライアンスかスカイチームの旅行券で行こうかな…。
ブログはまだまだこれからも更新していく予定ですので、引き続き生暖かく見守ってくださいねー。
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