My Frist Class XX

ファーストクラスで世界一周した経験のある筆者が、飛行機レポートや、観光情報などを書いています。またファーストクラスに好きなコトについて雑多に発信。

 ANAビジネスクラス搭乗記 関空⇔上海浦東 ガッカリ機材B767-3 NH973 NH976

f:id:xiangcai925:20180915170148j:plain

 

どうも、ファーストクラスとビジネスクラスで世界一周ブロガーのパクチー(@xiangcai925  )です。

中国人の友人に連れられて、中国は上海と無錫市へ行って来ました。ちなみに、中国の観光情報は、カテゴリ「 中国 」よりお楽しみ下さいませ♪

上海浦東空港(PVG)へは、関西国際空港(関空 / KIX)から何便か就航しているのですが、その間の航空チケットがどこも軒並み高騰しておりました。ビジネスマンが多く利用している路線のためでしょう。
そこで急遽、貯めていたスターアライアンスマイルを使って、ANAのビジネスクラスで往復することに。

片道たった20,000マイルで行けるため、陸マイラー(おかまいらー / 飛行機乗ってマイル貯めるのではなく、ポイントサイトなどで大量マイルを貯める方々のこと)を始めたばかりのビジネスクラス入門編としても行きやすい路線でございます。

実際に乗ってみた感想を正直に言えば、

サービスは、さすがANA!という感じで文句なしに素晴らしい。

だけど、短距離線だから機内食がちょっと物足りないし(美味しいけど)、何より機材がガッカリ

同じ量のマイルを使うなら、タイ航空のシンガポール線で使った方がお得感はあったなぁ。

  • ANAのビジネスクラスのアメニティや機内食を知りたい方
  • マイルを貯めていて、ビジネスクラスで使ってみたい方
  • 中国へ出張 / 旅行へ行かれる方

ANAのビジネスクラス搭乗記を20代女性の超一般庶民の目線でレポートします。ゆるーく、楽しんでいってくださいね。

スポンサードリンク

 

搭乗前からビジネスクラスのサービスは始まっている

優先チェックイン

f:id:xiangcai925:20180914030827j:plain

フライトの2時間前ぐらいになると、ご覧の通りチェックインカウンターに長蛇の列ができていました!
ですが今回はビジネス利用。長い列に並ぶ必要はないのです。
カウンターの右端にビジネスクラス専用レーンが用意されており、それを使うことができるのです。
ビジネスクラスレーンには1人、2人程度しか並んでいませんので、サクサク進める度が全然違います。

f:id:xiangcai925:20180914031221j:plain

私がこのフライトを利用したのは7月なのですが、七夕祭りの飾り付けがされてありました。
お客さんは自由に短冊に願いを書いて良いようです。こういうの、素敵ですよね。
これは上海浦東国際空港でのイベント。関空では残念ながらやっていませんでした。日本でこそやるべきなのに。

f:id:xiangcai925:20180914031343j:plain

七夕飾りをパシャパシャ写真を撮っていると、「うちわもどうぞどうぞー」と差し出してきてくれました。
ちなみに一部の職員さんは浴衣姿です。素敵すぎる!

ラウンジも使える!

f:id:xiangcai925:20180829010132j:plain

保安検査を済ませた後は、ビジネスクラスラウンジを使うことができ、搭乗までの時間をラウンジで美味しい食事とお酒を楽しみながら待つことができます。

今回利用したラウンジについては、詳しいレポートを過去記事でまとめております👇

今回利用したフライト

f:id:xiangcai925:20180913180443j:plain

往復ともに同じ機材でしたのでほぼ同じ内容なので、まとめて搭乗記をお届けします。

往路:NH973

搭乗便:NH973

機材:ボーイング767-3

出発:大阪 関西国際空港 KIX ターミナル1 9:00発

到着:中国 上海 浦東国際空港 PVG ターミナル2 10:35着

飛行時間:2h35m

座席:1D→1Gに移動 ビジネスクラス

f:id:xiangcai925:20180913213407j:plain

画像はANA公式ホームページより

復路:NH976

搭乗便:NH976

機材:ボーイング767-3

出発:中国 上海 浦東国際空港 PVG ターミナル2 18:20発

到着:大阪 関西国際空港 KIX ターミナル1 21:35着

飛行時間:2h15m

座席:1D ビジネスクラス

全日空(ANA)の運行スケジュールと、ビジネスクラス料金の確認はこちらのサイトが便利です

航空券徹底比較『スカイスキャナー』

ANAビジネスクラスのシート

f:id:xiangcai925:20180913213718j:plain

朝便で光が眩しすぎて、写真が見えにくくなっております…。

ビジネスクラスのシートは、2-1-2という珍しい並び。

f:id:xiangcai925:20180913220456j:plain

特典航空券利用の場合は、座席指定の際、窓側の席にロックがかけられており、通路側と真ん中1人席しか予約できません。しかしこの日の朝の便は窓際が空いており、

もしよろしければ、窓側の席が空いておりますが、利用されませんか?

と提案してくださいました。ありがたく窓側席(1G)へ移動させてもらいます。

f:id:xiangcai925:20180913220619j:plain

こちらが移動した1Gの座席。復路はビジネスクラスも満席だったため、真ん中の1D席で帰りました。

f:id:xiangcai925:20180913221203j:plain

足元はゆったり。足をめいっぱい伸ばしても、前の壁に届かないほど。

f:id:xiangcai925:20180913221332j:plain

ポケットに色々アメニティが詰められています。気になるアメニティは、後ほど詳しく紹介しますね〜。

f:id:xiangcai925:20180913230456j:plain

リクライニングは物理ボタンで。

f:id:xiangcai925:20180913222412j:plain

食事や作業時に便利なテーブルは、肘掛の下に収納されています。

f:id:xiangcai925:20180913222451j:plain

機内エンタメ用のイヤフォンジャックはここに。

f:id:xiangcai925:20180913223636j:plain

読書灯は隣の席との間に。自由自在に動かせるタイプ。でも今回のフライトでは使いませんでした。

f:id:xiangcai925:20180913224204j:plain

機内エンタメの個人スクリーンは肘掛の下に収納されていました。離発着時は収納しておかないといけないから、古い機材にありがちだけど、このスタイル嫌いなんだよなぁ〜。離発着中何もできないから。

f:id:xiangcai925:20180913225327j:plain

スクリーンも笑っちゃうほど画質が荒いし、小さい画面。
エコノミーと変わらないんじゃないか?
この機材に当たった場合は、あまり期待しない方がいいでしょう。

f:id:xiangcai925:20180913230315j:plain

リモコンも肘掛の中に収納されており、見るからに古そうな感じですね。

f:id:xiangcai925:20180913231333j:plain

一昔前風のビデオプログラム。

f:id:xiangcai925:20180913230630j:plain

こちらは真ん中の席に座った場合の写真です。
座席の横にちょっとした小物入れスペースが用意されてあります。

f:id:xiangcai925:20180913230910j:plain

意外と深さがあって、ビジネスマンさんのアタッシュケースなんかも余裕で入れられそう。

お手洗いチェック

f:id:xiangcai925:20180913231849j:plain

お手洗いの中は、やっぱりせまい。
ビジネスクラスと言っても、そこはエコノミーとはあまり違いがないんですね。

f:id:xiangcai925:20180913232235j:plain

ただしエコノミークラスと違うのは、お手洗いの中にもアメニティが用意されているところ。

歯ブラシセット、マウスウォッシュ、顔と体を拭くシート

f:id:xiangcai925:20180913233122j:plain

また、お手洗いの引き出しを開けると、女性用の生理用品とエチケット袋が用意されてあります。いざ、という時本当に助かるサービス…。

 

ANA短距離線のアメニティ

f:id:xiangcai925:20180914021157j:plain

ウェルカムドリンク的なサービスは短距離線ではありませんでしたが、搭乗してすぐに「新聞や雑誌などはいかがですか?」と持ってきてくださいました。

基本的には経済誌ばかりでしたが、中には女性誌もありました。「25ans」だけ。
女性の方ならご存知かと思いますが、この雑誌はルイヴィトンやらグッチやら、そういうハイブランドだけを紹介している雑誌なんですよね。やっぱりビジネスクラスに乗る女性は、こういうのが好きなんでしょうね。

f:id:xiangcai925:20180914021724j:plain

ブランケットはこんな感じ。薄いのに暖かい。

f:id:xiangcai925:20180914021818j:plain

写真がうまく撮れてなくってごめんなさい…。こちらはクッション兼枕。

f:id:xiangcai925:20180914021900j:plain

ヘッドフォンはパナソニック製。

f:id:xiangcai925:20180914021927j:plain

耳に長時間当て続けていても痛くなりにくいクッションが付いています。高級感があるから良いなぁ。

f:id:xiangcai925:20180914022115j:plain

機内で使えるスリッパセット。

f:id:xiangcai925:20180914022133j:plain

パイル地素材で、足に汗をかいてもすぐに吸収してくれる仕様です。そこそこ肉厚で良い感じ。

f:id:xiangcai925:20180914022223j:plain

裏面も一応滑り止め加工はされてあります。

f:id:xiangcai925:20180914022252j:plain

そしてなんと靴べらつき!このおもてなしは、私が知る限り日系キャリアだけのサービス。

f:id:xiangcai925:20180914022400j:plain

そしてスリッパセットはお持ち帰り可能なのですが、スリッパをまとめて保管しやすい袋つき。

f:id:xiangcai925:20180914023037j:plain

ビジネスクラスの乗客が全員搭乗を終えたころ、

他に必要なアメニティはございませんか?

と、CAさんがアメニティをバスケットに入れて持ってきてくださいました。ここから選ぶのって、なんだかワクワクする!

f:id:xiangcai925:20180914023538j:plain

わーい!めぐリズムの蒸気でホットアイマスクだー!!

これがどれだけ素晴らしい商品なのかは、あなたもご存知だと思いますので、説明は省略しますね。
蒸気アイマスクと飛行機移動の相性抜群!アメニティとしていただけるのは本当に嬉しい。

f:id:xiangcai925:20180914023518j:plain

面白いと思ったのは、ANAのオリジナルアロマが香るカード。
搭乗時に各会社のオリジナルアロマが香るおしぼりを渡されるのは、あらゆる航空会社で行われていますが、カードになっているのは珍しい
これなら搭乗時だけでなく、いつでも好きな時に香ることができますね♪

機内のお楽しみ!機内食のお時間です

f:id:xiangcai925:20180914150008j:plain

食事メニューとドリンクメニューは同じ冊子にまとめられています。
まずは、往路・復路共に共通のドリンクメニューから紹介していきますね。

f:id:xiangcai925:20180914154001j:plain

f:id:xiangcai925:20180914154041j:plain

ビジネスクラスで提供されるシャンパンは「シャンパーニュ・デュヴァル・ルロワ・ブリュット・レゼルブ」

f:id:xiangcai925:20180914154248j:plain f:id:xiangcai925:20180914154305j:plain

白ワインと赤ワインの部分を拡大したもの。画像クリックで写真が拡大されます。

f:id:xiangcai925:20180914154415j:plain

ワインの他にも日本酒や焼酎も搭載されています。

f:id:xiangcai925:20180914154530j:plain

アルコール飲料は他にも、上記のカクテルやビール、ウィスキーなどがあります。

f:id:xiangcai925:20180914154545j:plain

お酒が苦手な方も安心してください。ノンアルコールドリンクもご覧の通り種類豊富です。

往路:肉巻きハンバーグ

f:id:xiangcai925:20180914154910j:plain

往路便のメニューはこちら。私がいただいたのは7月(1日〜15日)の分、


  • アペタイザー
    ポークとチキンのテリーヌ
    鰈のスチーム雲丹の香り ジンジャーソース
  • メインディッシュ
    国産牛ハンバーグの神戸牛巻き 赤ワインソース [554kcal]
  • ブレッド
    ソフトロール
  • 洋菓子
    季節のクッキー シトロンのポルボロン

f:id:xiangcai925:20180914230623j:plain

機内食の時間が始まると、テーブルメイキングはCAさんが全ておこなってくれます。

f:id:xiangcai925:20180914230852j:plain

機内食の前にドリンクタイム。

これは完全に私の意見なのですが、地上では絶対に紅茶党なのですが、空の上ではコーヒーの方が美味しいということに気づきました
コーヒーにこだわっている航空会社は多くあれど、紅茶は市販のティーバッグを使いがちだから。
機内では気圧の関係でお湯を低い温度でしか沸かせられないから、お茶をしっかり蒸らせないことが原因の一つかも。

f:id:xiangcai925:20180914234550j:plain

ドリンクタイムはおつまみのあられセットと共に。

f:id:xiangcai925:20180914235000j:plain

こちらが用意された機内食。メインディッシュは、一見エコノミークラスのボックスみたいでちょっと気分が下がる…。

だけど蓋を開けてみると・・・、

f:id:xiangcai925:20180914235702j:plain

めっっっっちゃ美味しそうやないか!!!!

f:id:xiangcai925:20180914235637j:plain

アペタイザーのプレート。見るからに高級感しかない。

f:id:xiangcai925:20180915001353j:plain

メインディッシュのハンバーグは、神戸牛で包まれており、こんがり焼かれて見た目も美味しそう。添えられているデミグラスソースをたっぷりかけていただきます。

f:id:xiangcai925:20180915001554j:plain

ハンバアアアアアアアグ!!!!!

めっちゃ美味いです。最高最高最高!!!

f:id:xiangcai925:20180915002547j:plain

デザートはキャンディのようなパッケージに詰められたクッキー。かわいい見た目でテンション上がります。

f:id:xiangcai925:20180915002658j:plain

レモン味の砂糖(?)を上に乗せたホロホロクッキーという感じ。口の中の水分が奪われる系お菓子なので、飲み物と共にいただきたい。

f:id:xiangcai925:20180915020019j:plain

食後は渋くて美味しい緑茶でほっこり。

復路:舌平目のソテー

f:id:xiangcai925:20180915030729j:plain

復路のメニューはこうでした。


  • アペタイザー
    海老のケイジャン風味 ライム添え
    蟹サラダ
    コッパハムとオニオンレーズンジャム
  • メインディッシュ
    舌平目のソテー バジルソース [328kcal]
  • ブレッド
    コーンブレッド
  • 甘味
    大福もち 抹茶味

f:id:xiangcai925:20180915031413j:plain

復路もやっぱりドリンクとおつまみから始まります。

f:id:xiangcai925:20180915031536j:plain

帰りの機内食はこんな感じでした。
往路と同じ、ちょっと安いボックスにメインディッシュが温められ入れられています。
機内が暗かったため、写真の画質が悪いのは気にしないでください…。

f:id:xiangcai925:20180915031823j:plain

盛り付けオシャレすぎません?生ハムも文句なしに美味しい!

f:id:xiangcai925:20180915031909j:plain

メインディッシュは舌平目のソテー。こちらも添え物のバジルソースをたっぷりかけていただきます。

f:id:xiangcai925:20180915032003j:plain

デザートは抹茶味の大福もち。

最後に

結論:ANAの短距離便ビジネスクラスは少ないマイルで行けるのですが、このガッカリ機材のビジネスクラスのために、せっかく貯めたマイルを使ってしまうのは、もったいないというのが正直な感想。

もちろん普通にサービスも良いですし、食事は文句なしに美味しい。
ただ同じ量のマイルを使うなら、実費でバンコクorシンガポールまで飛んで、タイ航空でマイルを使った方が、ビジネスクラスを満喫できると思う。
バンコクーシンガポール間は、A350と快適な機材を使用しているから。

その時の搭乗レポートはこちらから。

もしよろしければ参考にしてみてくださいね♪ 

スポンサードリンク