ファーストクラスとビジネスクラスで世界一周しております、どうもパクチー(@xiangcai925 )です。
前回の記事では、シンガポールはチャンギ国際空港ターミナル1のファーストクラスラウンジの様子を紹介しました。
今回の記事ではいよいよ機内へ乗り込みます!
一体ファーストクラスの機内サービスは、ビジネスクラスのサービスとどう違うのか、チェックしていきましょう。
【2018.05.04 以下追加更新しています】
- 座席について:深夜便のため機内が暗くなっており、座席の写真が見えづらかったのですが、後日、BA別便(昼便)に搭乗したので、新しい写真に差し替えました。
それに伴い、文章も一部変更。 - アメニティポーチについて:化粧品について追記しました。
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ファーストクラスレポート BA12便 シンガポール発ロンドン行
チャンギ国際空港にて。シンガポールの空港では、セキュリティーチェックはボーディングの直前に行われます。
搭乗開始時間になると、ゲートの前はセキュリティチェック待ちのお客さんで長蛇の列ができています。
ただし、ファーストクラス・ビジネスクラス・BA上級会員・ワンワールド上級会員(エメラルド・サファイア会員)の乗客のみ優先レーンに並ぶことがでるので、一般の乗客よりはサクサク進むことができます。
本日のフライト
搭乗便:BA12
機材:エアバス380-8
出発:シンガポール チャンギ国際空港 ターミナル1 23:15発
到着:イギリス ロンドン ヒースロー国際空港 ターミナル5 5:50着
飛行時間:13h35m
座席:4A ファーストクラス
画像はブリティッシュエアウェイズ公式HPより。画像クリックで拡大します。
A380といえば、主に長距離路線で使用される大型旅客機で、2回建てなのが特徴です。
BAの場合、1階先頭部分にファーストクラスが設定されてあります。
本当は2階に行ってみたかったなぁ。
ブリティッシュエアウェイズの運行スケジュールと、ファーストクラス料金の確認はこちらのサイトが便利です。
シートと機内を探検!
飛行機に乗り込んですぐのところ。 BAのファーストクラスは1席ー2席ー1席の並びで全部で14席。
一番前の座席のみ横並び2席がありません。
14席しか無いのに、ほぼ満席となっていました。
意外と人気な路線なのでしょうね。
これが今回私がお世話になるシートでございます。
上からのぞいた図(公式HPから持って来ました。↓)
うん、やっぱり公式HPが一番いい写真を撮るわ。
シートの入り口に個人クローゼットがあるので、そこに荷物やジャケット類を保管しておけます。
そのクローゼットの中には、ハンガーが1本用意されています。
また、そちらの中に就寝用のマットレスとコットンのお布団も用意されています。
「眠りたくなったらいつでも、キャビンクルーがベッドメイキング致します」とのこと。
ただし、コートをかけるにはそのクローゼットは少し小さいかも。裾が折り曲がってしまいます。
機内持ち込みサイズのスーツケース程度なら問題なく入れられます。
座席はこのネスプレッソのカプセルみたいな(?)ダイヤルを回して調整します。
座席はもちろんフルフラット。
楽に調整ができるのは良いのですが、シートの高さを細かく設定することは苦手です。
例えば、私は背もたれは背もたれは少しだけ倒して、足元だけゆったり伸ばして座るのが好きなのですが、背もたれと足元を分けて調整することができません。
ただこの場合は、席前方の足置きを下げることで、その体勢にすることは可能なのですが。
こちらがそのオットマン(足置き)です。
このレバーを引くと、ちょうど良い高さの足置きに早変わりです。
離陸着陸態勢の時と、フルフラットにするときは、元の場所に戻しましょう。
オットマンを下げたところ。
小物入れスペース 席のすぐ横に大きめの小物入れスペースが。
こちらの中を開けてみると、機内エンタメ用のリモコンと、USBポート、コンセント差し込み口がそちらに収納されてありました。
RCAジャックもあるので、カメラやパソコンの映像を大画面スクリーンに映すことも可能です。USBポートからでも接続可能です。
機内エンタメのスクリーンは15インチと大画面。タッチパネルの感度も良好でストレスフリー。
日本語にも対応してくれています。
お手洗いチェック
大型機のお手洗いということで(しかもファーストクラスの!)、もしかしたら広いのでは?と期待していたのですが、
全然広くない!!!
むしろエコノミーと大きさは変わらない?
だけど、床が木製なのは珍しいかも。
とても狭い室内ですが、着替えに便利な台を出すことができたり、全身鏡があったり、簡易ハンガーがあったりと気遣いは感じられます。
いつお手洗いを利用しても、毎回綺麗なので、おそらくこまめに掃除されてあるのだろうと感じました。
お手洗いのアメニティはザ・ホワイトカンパニーロンドンのハンドウォッシュとクリーム
ビジネスクラスとの差はココ!?豪華なアメニティたち
クッションがなんと3種類も初めから用意されてあります。
キルティング加工されたクッションにオシャレなコットンのクッション、そして真っ白なコットン枕。
どれもふかふかです。
これだけあれば、腰にもひけて、頭にも置けて、快適にフライトできそうですね。
ブランケット
ブランケットは薄い布、シンプルな無地グレー。ビジネスクラスとの違いは・・・ファーストクラスのロゴがついているぐらいでしょうか。
ヘッドフォン
もちろんノイズキャンセリングしてくれるタイプのものです。
このヘッドフォン、かなり優秀です。
飛行機のエンジン音など周りの音が一切気にならず、映画の音が本当にクリアに聞こえた。
ビジネスクラスでもノイズキャンセリングのヘッドフォンを配られ、それもなかなかいい仕事するのですが、このヘッドフォンはそれ以上にクリアな音質でした。
※他社との比較なので正確な比較にはなりません。
オリジナルパジャマ
濃紺で胸元にBAのロゴと‘First’と書かれているだけのシンプルなデザイン。
着心地は良いです。
サイズを選べるのですが、全体的にちょっと大きめに作られてあるかも。
私は身長が169cmもあって、女性の中では大きい方なのですが、それでもSサイズでちょうどピッタリでした。
このパジャマは記念に持ち帰っても構わないそうで、次の日から早速部屋着として活躍してくれています。
離陸して、ベルト着用サインが消えたら早速トイレで着替えに行きましょう♪
乗客の皆さんはすぐ着替えるようなので、ずっとこのパジャマを着て機内をウロウロしていても全く恥ずかしくありません。
スリッパ
実は、最初は座席にスリッパは用意されてありませんでした。
CAさんに「スリッパは無いのですか?」と尋ねると、「すぐに用意しますね!」と快く出してきてくれたのですが。
足を包むタオル部分はスムーズな手触りをしています。
薄いですが適度にふかふか。
感触はチャイナエアラインのビジネスクラスで提供されたスリッパと似ています。
過去の記事もよろしければ↓
スリッパの底面はザラザラしており、つま先と踵部分に滑り止め加工がされてあります。これはイイネ!
ファストレーンチケット
イギリスの入国審査カードと共に手渡されました。イギリスは世界各国から旅行者やビジネスマンが集まる国です。
その上入国審査も厳しいことで有名で、一人あたりにかかる時間も長くなります。
となると当然、ロンドン・ヒースロー空港の入国審査ではいつでも長蛇の列ができています。
そんな時ファストレーンを使うことができれば、かなり時間短縮につながるのです!
これはかなり価値のあるチケットなので、無くさないようにしなくては!
何よりも一番楽しみ!?アメニティポーチとその中身
リバティコラボポーチがBAのファーストクラスのアメニティポーチでございます。
高級バッグブランドでも使われていそうなレザーでできており、かなり丈夫でしっかりとした作りとなっています。
触ってみた感じはマイケルコースやケイトスペードのバッグによく似ています。(※個人の感想です)
クラッチバッグとしても普通に使えそう。
ポーチは女性用と男性用に分かれており、私は当然女性用をいただきました。
女性用の方はリバティプリントが前面に出ている、とてもオシャレなデザインです。
また、男性用は黒い無地のデザインで、それはそれでシンプルでオシャレです。
フライトや時期によって、このプリントは変わるようです。
ポーチの中に一緒に入っていた説明書には「今回のプリントは‘Morris’」と書かれてありました。
色々集めたくなりますね。
内ポケットは全く無いのが残念です。
それさえあれば最強の1軍ポーチとなったでしょう。
さて、このポーチの中にパンッパンにアメニティが詰められていたのですが、全ての中身を詳しくお見せしましょう。
歯ブラシセット
よくアメニティで提供されそうな普通の歯磨き粉でしたが、量が多い!
1日3回たっぷり歯磨き粉を使って磨いたとしても1週間は余裕で使えそうです。
靴下
全ての足のサイズに対応するため、踵部分が作られておらず、履き心地が良いとは言えません。
耳栓
使い捨ての安っぽい耳栓でした。いまいち上手く使えないんだよなぁ。
アイマスク
これは優秀なアイマスクでした。全く光が入ってこない!
目に当たる部分もタオル生地なのが個人的褒めポイント。
鼻ガード(?)が特殊な形をしていますが、これは鼻の高い方が多い欧米系航空会社ならではなのか?
コンパクトヘアブラシ
最初、この状態でポーチの中に入っていたので、「なんだこれは!?」と思っていました。
広げて見てみると、鏡付きのヘアブラシでした。
ブラシの先端が丸くなっているのが嬉しいポイント。
頭皮を傷つけにくいので良いのです。
Triple Rose Renewing MOISTURISER 10ml
化粧品アメニティはどれも、「AROMATHERAPY ASSOCIATES(アロマセラピーアソシエイツ)」のもの。
英国を代表するアロマブランドです。
写真は保湿クリーム。
効果のほどはよくわかりませんが、バラの香りがすごく良くて、匂いを嗅ぐだけで癒されます。
モロッカンローズ・ターキッシュローズ・ブルガリアンローズの3種類の薔薇のエッセンシャルオイルを使用しているのだとか。
公式オンラインショップを確認したところ(リンクは下に↓)、50mlで58ポンドで販売されていました。
日本円に換算すると、約8500円。(2018年5月のレートで)
こちらのアメニティは10mlなので、約1700円相当のクリームが入っています。
参考リンク:aromatherapy associates(公式)
Orange Flower HAND LOTION 10ml
ハンド&ボディクリーム。
肌の新陳代謝を高め、コラーゲンの生成を促し、肌に潤いを与えてくれるというオレンジフラワーを使用したハンドクリーム。
これを使った後は肌が滑らかに、さらに柔らかくなる上に、全然ベタつかない。
すごく優秀な商品で、現品を購入したくなりました。
アメニティの中で一番のお気に入りです。
しかし残念なことに、公式オンラインショップを確認したところ、どうやらこちらの商品は売られていないようです。
アメニティ限定商品なのでしょうか?
Renewing Rose CLEANSER 10ml
クレンジング。
クリームタイプのクレンジングでした。
顔につけた瞬間フワッと香るバラがとても幸せな気持ちにしてくれます。
マスカラ(ウォータープルーフではない)もしっかり落とせたので、洗浄力はじゅうぶんと言えるでしょう。
何より、洗い上がりの肌が普段よりも、しっとり柔らかくなっているような気がします。
公式ホームページでは、200mlで£29で売られています。
日本円にして約4200円。
アメニティは210円分ということになります。
デオドランドスティック
いまいち使い方がよくわからないアイテム。
練り香水のように、手にとってみようと試みるも、結構硬めのテクスチャーでなかなか取れない。
直接肌につけることもできない、、、。
誰か正しい使用方法を教えて・・・!
リップクリーム
内容量もそこそこあって、保湿力も高くって、良い商品です。
ほのかに香る匂いもGOOD。
リップクリームってもらえると地味に嬉しい。
内容量もそこそこあります。
コットン
機内で使う場面がなかったなぁ。
ボールペン
FirstとBAのロゴがあしらわれたボールペン。
普段でも使いたくなるくらい高級感があって素敵です。
ボールペンって入国審査カードを記入する時に必ず使うので、いただけると嬉しいですよね。
おまけ付き
アメニティの説明書と共に、リバティとアロマセラピーアソシエイツのクーポンが付いていました。
至れり尽くせりのベッドタイム
横になって眠りたい時はキャビンクルーの方にベッドメイクを頼みましょう。
シート周りがごちゃついていますが気にしないでください!笑
先ほど紹介したクローゼットからマットレスとお布団を取り出しベッドメイキング。
くま吾郎さん「ふかふかだぁ〜〜」
寝返りを打ちながら飛行機で眠れるなんて、なんて幸せなんでしょう。
ただ、シートが先細りになっている形なので、足元はそれほど広くない。
むしろ狭いです。
寝返りはうてるけども、足を曲げて眠ることはできません。
横向きになって体を丸めて眠るのが好きなので、それができると嬉しいんだけど・・・ってそんなことを要求するのは贅沢すぎ!?
ファーストクラスの機内食&サービス
さて、次はお待ちかねの機内食タイムの紹介です。ファーストクラスということで、どれほど豪華なものが提供されるのか・・・。期待で胸が膨らみます。
ウェルカムドリンクで離陸までくつろぎます
席に着くとまずはウェルカムドリンクでお出迎えされます。シャンパンをいただきながら離陸を待ちましょう。
お酒が苦手な方はジュースの用意もあるようですよ。
その後離陸する直前にクルーの方から「離陸した後すぐに飲み物をサーブしますが、何が良いですか?」と聞かれます。
本当はお酒をいただきたいところですが、飛行機の中だと悪酔いしやすくなるので控えておきました。
というわけで紅茶をオーダー。
ティーポットでサーブしてもらい、まるで雲の上のホテルのロビーのよう。
サイドに添えられてあるクッキーが絶品だったので、食べてみて欲しい。
レモンが効いてて紅茶との相性抜群です。
機内食・ドリンクメニューを一気見!
いつものように、メニューの写真のみ大きいサイズのままアップロードしていますので、写真の文字が見えにくい場合は画像クリックで拡大してください。
メニューの表紙はこんな感じ。
ドリンクメニュー
BAが積んでいるシャンパンは英国王室御用達「ローラン・ペリエ グラン シエクル」
さすがファーストクラス、高級シャンパンが積まれています。
ディナー
ディナーメニューのメイン部分のみ拡大したもの。この4種類の内から1つを選ぶことができます。
朝食
深夜0時のディナータイム
離陸1時間後、出発国であるシンガポールの時間にして深夜0時40分頃、ディナータイムが始まります。(到着国のイギリス時間だと17時40分)
こんな時間に夕ご飯なんて普段は食べたくありませんが、根っからの貧乏症なもので、ついついいただいちゃいました。(ダイエットは明日から!)
周りを見てみると、夕ご飯をパスしてすぐに眠りについている方も何人かいらっしゃいました。
こういう方たちは普段からファーストに乗り慣れているんだろうなぁ
フランス料理のように、1品ずつ順番に提供されます。まずは前菜のドライビーフとハム。
トマトが美味しかった。
お酒のおつまみとして良い感じ。
次にキッシュをサーブされます。
ほんのり甘くて美味しいです。
やっぱ、ファーストクラスと言えばステーキでしょ!と安直な考えで、メインにはステーキをオーダー。
お肉に火が通り過ぎていて、なんだかパサパサしていました・・・。
添えられているクリームソースは絶品でした。
メイン料理の次はデザートの予定でしたが、お腹がいっぱいになってしまったのでここでディナーを終えることにします。
朝食タイムは離陸2時間前から
通常朝食は離陸2時間前から用意されるようですが、私は少し早めに目が覚めてしまったので、時間をずらして早めに作っていただきました。
このように時間の融通が効くのはファーストクラスならではです。
パンケーキを作っていただきました。
バニラソースがほんのり甘くて絶品。
くま吾郎さん「パンケーキ、フワッフワ〜〜」
最後に
13時間30分という長いフライトにも関わらず、本当にあっという間に感じられました。
というのも、フライト中はご飯を食べているか、映画を見ているか、フルフラットベットでぐっすり眠っているかしかしていなかったから。
以前エコノミークラスで長距離移動した時は、全身が痛くなってしまい、しかも早朝なので眠気がひどく、かなりしんどかった思い出があります。
しかし今回のフライトは、そんな疲れが全くない!
長距離線こそファーストクラス効果が抜群ですね。
皆さんとシェアしたいことが多すぎて、ついつい長くなってしまった初めてのファーストクラスの体験記でしたが、まだ終わりではありません(笑)
ブリティッシュエアウェイズでは飛行機を降りてからもまだサービスが続いており、ロンドンヒースロー空港にアライバルラウンジなるものが有るのです。
次回の記事ではその到着ラウンジのレポートをお送りいたします。
よかったらまた見てください♪
【追記】
また別日にBAのファーストクラスへ登場してきました。(ロンドン発ロサンゼルス行き)
今回と同じくA380の機材だったので、座席やアメニティなどの説明は省いていますが、機内食とワインについて詳しく執筆しています。
よろしければこちらもご覧くださいませ↓
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